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MY JOURNEY@イギリス

MY JOURNEY@イギリス

スペインの旅 1♪

スペイン・バルセロナ

・スペインへ
睡眠時間は2時間。あー眠い。。
今回のスペインは私が憧れに憧れていた訪ねていないほぼ最後のヨーロッパ。
というのも暑さに弱いのと、治安があまりに悪いということから。
今回は一人旅するのはどうもと考えていたし、もともとスペインに行くときはツアーか友人を
誘って行こうと思っていました。ってことで今回は私と同じくスペイン初めて同志の
友人との二人旅。ヒースローに着いて、友人Hが待っているという本屋に直行。
しかし・・・同じ本屋にいて携帯で話しているのにお互いの姿はなし。そう、私は第
1ターミナル、彼女は第2にいたのでありました・・・
そしてアイベリア(英語の発音だとこーなる)航空へチェックイン。
免税店で珍しく香水がほしくって鼻がひんまがるほどテイスティング。
いろんな香水をあちこちにつけて「香水臭い女」になってしまった。最悪・・
飛行機は予想通り遅れ(こうこなくっちゃー!私のスペインのイメージ通り!)
機内食はBAよりははるかに美味。選択肢もなく「魚」が来たのもうれしい。
憧れのイベリア半島の大地が飛行機の窓から見えたとき、
そのイギリスの全面グリーンのとは違う、赤茶けた大地に感動・・・
そして飛行機は本国の空港だってのにMiddle of nowhereに停止しバス移動。
機内で格闘した長い巻き物のような「入国カード」を片手に
イミグレーションは・・なんとシエスタで誰もいない!
もうこういうすべての事柄が私のスペインのイメージ通り!
そして並ぶのをおそらくものすごく嫌うスパニッシュは柵を乗り越え・・
黙って人がいない窓口に並んでいたのはおそらくイングリッシュだけ。
もちろん私たちも柵を乗り越え入国しました。あースペインだ!

・オステル・・・
シャトルバスで3泊する格安オステルへ。日本人経営ってことで安心していったのに
ビルは古く、長い長い長い長い螺旋階段はリフトなし。
部屋にもロッカーにもカギはなし!
それなのに宿のおばさんは「貴重品は置いていった方が安全」という。
これもさすがバルセロナ・・とちょっと納得。
キッチン、リビング、バス、トイレ、すべてシェアだけど格安の17ユーロ。
しかしこの格安は後に大変な落とし穴が・・・
(おそらくリンク先の友人Hのページにも書いてあるでしょう!)

・カンペール!!!
チェックイン後街へくりだす。なにせ夜のおそーいスペイン。
時間はもう5時を過ぎてたけどショッピングなんてこれからこれから~
歩いてるだけで靴屋が多くて「スペインに来たんだ!」と感激しつつ
探していたカンペールはオステルのすぐそばに燦然と輝いていた!
きゃー!!!!!
そりゃーロンドンにもあるけれども、やっぱ高い。
スペイン本場のカンペールは安い、と友達から聞いていたので
まずは突撃~っていうか、これがスペイン旅行の目的のひとつ。
やっぱり日本人やコリアンがいっぱいいたのはきつかったけど
まぁそれも靴のかわいさと品数の多さで気にならない。
全部の靴がマジックテープで壁にくっつていて
それをバリバリはがしてお試しお試し・・・
めったに即買いはしない私もさすがに
「スペインに行ったら買う!」と決めてきたものだっただけに
(今持ってる4足の靴も歩き過ぎてぼろぼろだし・・)
すごく迷ったけれど到着しょっぱなからお買い上げしてしまった。
かわいいーうれしー
カンペールの紙袋を提げてスペインの街を歩いてるなんて
あぁここはほんとうにスペインなんだなぁと実感。

・ランブラス通り
ここがバルセロナのハイストリート。
憧れの街だっただけにテレビや雑誌なんかでよくみてたお馴染みの通り。
憧れてたあのランブラス通りを歩いてるんだーと感激。
暗くなって来てちょっと怖かったけど、
それでもやっぱり名物の動物の屋台などで立ち止まり
Hは飼いネコにネズミのおもちゃをゲット。
それにしても鳥が多い。スペイン人は愛鳥民族なんだぁ・・と感心してるそばで
「チキン殺したて」の犬のおもちゃがいっぱい下がってたりして
スペイン料理にも欠かせない食材だし、やっぱ食べるのに好きなのか?

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バルセロナ旧市街のカテドラル夜景

・旧市街
そこから左折して旧市街を散策。
またまた感激。小さな細い通りはイタリアの裏町にもすごく似てるけど
やっぱ靴屋が多いし、アクセサリーショップもかわいいー。
そしてふらっと立ち寄ったスペインの食器やさん!
私が憧れに憧れていたようなまさにスパニッシュな色づかいの
かわいい食器たち、キッチングッズ、タイルの数々。。
きゃー・・・後日忘れられなくって小皿を買いに行ってしまいましたとさ。
旧市街のメイン、カテドラルの夜景の美しさに感動し、
私たちはそのまま裏通りのバルや雑貨屋さんを通り過ぎながら
(今思うと結構歩いちゃいけない通りだったと思う)
海そばのバルセロナではとっても有名なレストランへ。

・初ディナー、あぁサングリア!
お店自体が重要文化財になってるとっても素敵な建物。
ちょっとジーンズで入るには・・ってほど素敵。
そこで、カタルーニャ(バルセロナのある地方)名物料理、
トマトを塗ったトーストにアンチョビっていうのを前菜に、
サルスエラ(大きなブイヤベース、伊勢海老入り!)
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これがカタルーニャ地方伝統のサルスエラ!

そしてお店おすすめのイカ墨ご飯・・もうデザートは無理でした(TT)
dinner
イカ墨ご飯も最高に美味~

何より何より念願のスペインでのサングリア!!!
最高・・・・・サングリア大大大好きな私にとって
旅の目的その2もスムーズに初日の夜に達成されたのでありました。。
治安が悪いのはわかっているもののいー感じに酔っ払い、
結局夜景を楽しみながら歩いて帰りました。
まぁスペイン人がご飯食べに来る時間には食べ終わってたぐらいだから
そんなに遅くなかったし。
ほんとスペイン人はすごい生活時間!びっくりだー(私には向いてるかも)

・カサミラ
1日のスタートにまずはガウディの作品のひとつである住宅、カサ・ミラ見学。私のバルセロナのイメージといえばサグラダファミリアとこのカサ・ミラがまずありました。現在は個人住宅で内部は屋上以外公開されていないので外観だけ見学しました。写真はこのページのリンク先である友人Hのページに掲載されているのでぜひご覧ください。「山」がテーマのこの建物は徹底的に直線を排除したガウディの傑作。
んーこんなとこに住んでる人ってどんなお金持ち?どんな気分?だって自分の家がガイドブックに出てて一日中観光客がおしよせてるんだからなぁ・・

・サグラダファミリア
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地下鉄に乗っていざゆかん!早速改札に閉じ込められるというハプニングもありましたが。。地下鉄駅を上がるとそこに目の前にどどーんとあのサグラダ・ファミリアがそびえたち、その迫力と美しさに言葉を失いました。。
1882年に着工され、ガウディ未完の大作。この世のものとは思えないような素晴らしいまさに建物というより彫刻作品のよう。近くで正面の「ご誕生の門」を見ているとそれは石というよりろうでできたような、何だか今にもその彫刻のひとつひとつが溶け出してくるような存在感・・すごい。こんなものは今まで見たことがない!
100種類以上の動物と植物が彫られているということで、その複雑な「生の世界」は本当に彫刻とは思えない今にも「動」へ「生」へと変化していくかのような不思議な素晴らしさでした。列に並んでいよいよエレベータへ。。
うわぁすごいよ、5人も乗れないようなエレベーター・・・そしてそこから先は階段・・あの4本の柱のどこかを歩いて歩いて・・・いやー狭い狭い狭い!そしてものすごい不思議なデザインであり延々続く螺旋階段のため、途中からはるか下へ吸い込まれるかのような錯覚・・・友人Hは「怖い!怖い!」とシャウトしっぱなし。私は途中のぞめるバルセロナ市内の展望やスペインの真っ青な海、建物のデザインの複雑さなどに感動し・・・。でも階段を降りるときはやっぱり相当体は怖がっていたようで足腰は異様な筋肉痛。。こんなに筋肉痛になったのは生まれて初めて!でその後の旅に甚大な悪影響を及ぼすこととなりました・・(T0T)
私がとにかく驚いたのは「未完、完成は200年後」とは知ってはいたものの、作り始めてから何百年も経ってるのだから「それなりに」できているものだと思っていたのですが「サグラダファミリア」に行った、というより「工事現場」に行ったというようなほど「まだ全然できていないじゃないか」という印象があったことです。(電波少年で工事に参加しに行ってたよね?)週末だったのでお茶ばかり飲んでいていっこうに働かないという噂の工事のおじさんはみれませんでしたが、あの調子、そしてスペイン人の動きの遅さからいって完成が200年後というのは信じ難いです。。
しかし、とにかく、憧れのサグラダ・ファミリアに包まれているという経験をでき、そして屋根からみた「あの影」にはほんと、感動・・・しました!
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・モンジュイックの丘
バルセロナ観光の目玉のもうひとつがこの丘からの展望、ってことで地下鉄からフニクラという登山電車に乗り、丘へ。しかし・・・がーん!\(+0+)/
楽しみにしていたハイライトのロープウェーが「強風のため中止」そう、この日のバルセロナは「ほんとにスペインかい!?」とつっこみを入れたくなるような強風で寒い日・・日本のように風がやみしだいスタートとはとても思えない、おそらく従業員は全員「今日は帰って昼寝して遊ぶべ~」と帰った様子。仕方なく徒歩で周辺のオリンピックスタジアムへ。そこでちょっと休憩し、カタルーニャ美術館の素晴らしい建物を仰ぎ見てバスで市街へ戻り、Hと夕食を食べるレストランで待ち合わせし別れました。

・サン・ジュセップ市場
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ランブラス通りにある巨大な市場!すごい!すごい!すごい!
もーとにかくびっくり&感動でした。高校時代、スペインの文化について読んだ1冊の本。あの時から憧れていた私のスペインのイメージがまさにそこに凝縮されていました。スペイン人は食へ貪欲で1日5回食事し、「食事の合間に仕事する」とか「寝る間は断食」と言うほどだと言いますが、ほんとーに「食文化の豊かな国」ってワンダフル!と感激するほどの「食文化のヨーロッパ1貧しい国」在住の私には衝撃でした。色とりどりの野菜、果物、肉、魚介類・・ワイン&サングリアの屋台まで!市場のおばちゃんは日本人?とみると「からすみ!からすみ!」と声をかけてきます。。昨日のディナーで感激した名産の「アンチョビ」そしてスペインといったらの「チョリソ」を購入。これでサングリアを買ってイギリス帰ったら「バルセロナ祭」を開催するのです!市場のおばちゃんはお釣を間違えたりして、一生懸命スペイン語で「違うよー」とかそんなやりとりをしてみんなで大笑い。あー南国っていいなぁ!なんかたっぷりスペインの陽気なエネルギーをもらった市場でした。
itibafish
エビなんか私に向かって手を振ってるし・・肉屋には丸まるのおろしたての子豚やウサギ。。首のついてるニワトリ。。

・カテドラル
そして昨日通り過ぎた旧市街を歩いてカテドラルを見学。13世紀頃建てられ完成まで150年もかかったそう。年末ということもあってすごい人出!改めてスペイン人の信心深さを感じ、私もキャンドルを買ってそなえました。とにかくびっくりしたのはカテドラルに入ったら屋根がないこと!すごい!周囲の回廊はあるのですが内部はヤシの木が茂り、庭園のようになっていて・・・そしてアヒル放し飼い!(@@)ありとあらゆる教会を見てきましたがこんなカテドラルは生まれて初めて!改めてスペインの陽気さを痛感・・とっても楽しい動物園のようなカテドラル。。

・蚤の市
カテドラル前では蚤の市が開かれていました。すべてアンティークでとってもかわいかった。テディベアは1個しか売ってませんでした・・これ何に使うんだろうと思うような不思議なものもいっぱいあってとっても面白かった。マーケットだいすき!

・パエリア~
paella
待ち合わせのレストランでHとおちあい、さぁ今宵はパエリア!まずはサングリアをいっぱい頼んで満喫。。あぁなんて美味~スターターにアンチョビと温野菜のサラダをいただき、(というのもパエリア開始は20時からってことで間があったんです)19時55分には「セニョール~!」とシャウト。「OK!」と親指をあげるお店のおじさん。さぁ来ました!スペインでの初パエリアです。昨日と同様カニとしか思えないような大きなすごい美味な手をした海老がのって美味しかったです!

・さて、スペインの夜・・
サングリアもまわっていい気分。。私たちが食べ終わる頃スペイン人はやっと夕食にやってきます。ほんとにスペインは夜が遅いのです。ってことで今宵私たちもちょっと夜遊びすることに。そう、タブラオにフラメンコを見に行くことにしました!
バルセロナはスペインとはいってもカタルーニャ。まぁいってみれば北海道で歌舞伎を見るようなもの(?)で、タブラオは2軒しかないようで観光客用みたいですが、まぁせっかくだし。1軒目はフルで入れず、2軒目を探していたら・・・なんと思いっきり道に迷ってしまい・・10時半スタートのショーがたどり着いたときは11時過ぎ!でもお店のお姉さんは割り引きをしてくれて、すっごいお得な値段で1ドリンク付きでフラメンコを本場のタブラオで満喫してしまいました♪日本で本場スペインからのフラメンコを見たばかりだったのであまり感激!ってことはなかったのですが、タブラオっていう場所もバル同様私の憧れのスペインであったので、その独特なムードは楽しみました。ここは日本人ダンサーの女性が活躍する有名店らしく、お客さんも日本人が多かった!でも日本人の方が一番上手で素敵でした。フラメンコっていつ見てもほんと不思議なものですね・・楽譜もないし、スタートも適当っぽいし、かけごえも曲もなんかみんなアドリブだしリズムも一定じゃないし。。でも、ほんと、情熱的ですっごくいい!私はスパニッシュギターの音色が大好きです。
flamenco

ってことで深夜の0時をまわり、警察が常駐するほど治安の悪いというレイアール広場にびびりながら(死語~)ランブラス通りを歩き、そこからは近かったけど念のためタクシーで帰りました。オステルはものすごい規則だらけでシャワーの使用時間も23時半まで。。あぁシャワー浴びたいよぉ。




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